病院設計に当たり最も重視したのは『より良い治療環境を提供したい』『快適な職場環境を提供したい』という点です。国道７号線に面しながらも、『風』と『自然環境』と『光』を建築に取り込み、細部にまで工夫をこらしています。

建物内部へ『風』の流れを工夫することにより感染対策に直結する換気ができます。また、五感、特に触感を活性化することが出来ます。
『自然環境』については、5階に屋上庭園、2階に日本庭園3箇所、外来待合いホール前に日本庭園などを設け、心身のリハビリテーションに配慮いたしました。監修は重森千靑氏（日本庭園の大家重森三玲氏の孫）にお願いしました。

患者様へ快い治療環境が提案できていると自負しております。
また、『水』にもこだわり、自前の専用水道を設置し、患者様においしい水を提供できる体制を整えました。

季節によって変化する風向きを考慮した窓の配置と設計により、感染症予防のための効率の良い換気が可能です。